疲れないカラダの使い方を教えます!『イラストでわかる疲れないカラダの使い方図鑑』
紹介する本
『イラストでわかる疲れないカラダの使い方図鑑』木野村 朱美 著, 池田書店, 2019
この本と出会ったのは、ひどい肩コリに悩まされていた時です。
当時、夕方には腕が上がらないくらいの痛みがあったので肩コリを解消できるような本を探していました。本に紹介されている座り方を実践して、肩がぐっと楽になったのを覚えています。
この本が、あなたの不調を解消する一冊になれたら嬉しいです。
こんな人にオススメ
・何をするにもしんどいと感じる
・座っているだけなのに疲れてしまう
・体のいろいろなところに不調をかかえている
思い込みがカラダを疲れさせている?!
おなじ動作なのに、ラクラクこなしてしまう人と、しんどさを感じてしまう人の違いはなんでしょうか?年齢が若いから? 筋肉量の違い? 答えはNO!
思いこみによるちょっとした動作の違いが「しんどい」を作っているのです。
さっそくですが実践してみましょう。
イスから立ち上がってみてください。
立ち上がるときってカラダを上に持ち上げました?
そんなのあたり前だろうって?
それが思いこみなのです!
✗ 背中を丸めて足の力で上にむかって立ち上げる
◯ 背中をのばして前に重心をかけて立ち上がる
もう少し詳しく動きの説明をしますね。
・座った状態で、腰から背中、頭まで丸くならずにまっすぐを意識する
・お尻から折るようににして重心を前にかけていく(背中は丸めない)
・自然とお尻が浮いてくるので、そのまま前に進むように立ち上がる
どうでしょう? 足の力だけのときよりラクに立てたのではないでしょうか。
『イラストでわかる疲れないカラダの使い方図鑑』にはそんな「しんどい」動きを「ラク」に変えるやり方が、イラストつきで22個紹介されています。
イラストなので直感的にわかりやすく、思いこみをじゃんじゃん開放してくれます。
私が感動した「疲れない座り方」
もう一つ、私が感動した動作をお伝えします。
長年の肩こりを軽くしてくれた、筋肉ではなく骨を使った疲れない座り方です。
成人の頭の重さは約4キロ〜6キロあります。
この重さを筋肉で支えようとするとかなりの負荷がかかります。
ですが思いこみをはずして骨で支えられるようになると、スーッと楽になります。
私は疲れない座り方をしたときに、ザァーっと血液が流れる音が聞こえました。そんなに血管を圧迫していたのか!と衝撃でした。
座り方を詳しく説明します。
・座った状態で坐骨を意識。坐骨はお尻ではなく股の間にある
・坐骨から背骨が伸びている。背骨も背中ではなく体の中心を通る
・背骨の上に、あたまをふんわりと乗せます。体の中心で坐骨→背骨→頭を骨が乗せている状態
・アゴと首の間を離す。アゴを引かずにすこし前に出す(頭はふんわり乗せたまま)
どうでしょう? 肩や首、背中にかかっていた負担が軽くなっていませんか?
骨が頭を支えてくれれば、筋肉はラクになります。いつも負担がかかっていた頭を支えるという仕事がなくなったので、私は肩の痛みが劇的に減りました。
終わりに
座る、立つ、歩く、靴下をはく、買い物袋を持つ、車から降りる、電車で揺られるなど、日常は動作の連続です。カラダのラクな使い方を知って、しんどいを開放していきましょう!
あなたが必要としている本と出会って、ぽかぽかで居心地のいい人生になりますように。
ここまで読んでいただいてありがとうございました!
参考文献:
『イラストでわかる疲れないカラダの使い方図鑑』木野村 朱美 著, 池田書店, 2019